危険な水中生物と応急手当




<オコゼ、ミノカサゴ、カサゴに刺されたら>

症状:毒性が強いタンパク毒で致命傷を受ける事があります。
数日間にわたって激しく痛み、全身的な症状が続きます。
また、呼吸不全、循環器系虚脱を伴う事があります。

手当:ショックの症状を確認します。
塩水又は無菌の塩で傷口を荒い、傷口を50℃ぐらいの温水に
30分蚊ら90分つけておきます。傷口の吸い上げや切開は避けます。

*浜辺に打ち上げられていることもあるので注意しましょう。 


<ウニ、ガンガゼに刺されたら>

症状:ウニに刺されると、激しい痛みとともにしびれが感じられ、重症の場合、
全身虚弱、知覚異常、心臓不整脈が起こることもあります。痛みは1週間程で
取れますが、マヒは半日程度続きます。

手当:大きな棘は少しも残さないように慎重に抜きます。温水と冷水を用意し
傷口を交互につけます。細菌による二次感染を予防するため、傷口を洗浄しておきます


<エイに刺されたら>

症状:エイは尾の部位に一本の毒棘をもっています。刺されると深い裂傷が出来て疼痛が長く続き、大きく腫れます。吐き気、失神、下痢などの症状も見られ、 重傷の場合呼吸困難も併発します。

手当:刺された部位の上部をしばり、傷口を水で洗い流します。また、食塩を加えた50℃位の温水に30分以上つけておきます。





<ゴンスイに触ってしまったら>

症状:ゴンズイは背びれと左右の胸びれに毒棘があり、刺されるとすぐに疼痛に襲われます。傷口から周囲にかけて、やけどにも似た痛みが2日間程続き、傷口は赤く腫れます。マヒする場合もあり、早急に医師の手当てが必要です。

手当:疼痛を和らげるために、50℃位の湯水、アンモニア水などで洗い流します。除毒は傷口から吸引を行います


<クラゲに触ったら>

症状:普通のクラゲは痛みを伴う局部刺激ですが、カツオノエボシはきわめて危険です。これらクラゲによって循環器系虚脱、呼吸減退、筋マヒが起こり、10分以内に死亡に至る場合があります。

手当:残った触手を取り除きます。酢酸(酢)やホウ酸をつけて残りの刺糸が
飛び出すのを防ぎ、炎症をおさえるために氷水で冷やします。あわてて擦ったり、
真水、温水、尿、濡れた砂を使用すると刺糸の飛び出しを引き起こし危険です。


<イソギンチャクに触ったら>

症状:無数の刺糸によってチクチク痛み、時間の経過とともに赤い斑点状の小丘疹(しょうきゅうしん)が発生し、かゆみを伴います。また、毒性が強いときは水泡ができる事もあります。

手当:触手が残っていたら、こすらずに取り除きます。局所発疹については、アンモニア水などで毒物の中和をし、抗ヒスタミン軟こうを塗ります。患部が広がったり、疼痛がひどい場合には医師の手当てを受けましょう。





<ウツボに咬まれたら>

症状:ウツボは毒魚ではなく、刺激することにより咬みます。咬まれると激しい痛みに襲われ、裂傷により出血も起こります。

手当:止血を行います。傷口を水で洗い流し、抗生物質軟こうを塗ります。歯についてる雑菌などで、化膿することもあるので、医師の手当てを受けたいものです。





<スベスベマンジュウガニ、
ウモレオウギガニを食べてしまったら>

症状:このカニはマヒ性貝中毒(本州沿岸ではフグ毒を持つものが多い)で食後数分で全身のシビレ、吐き気などが起こり、手足の麻痺、言語障害、呼吸困難を起し、死亡に至ります。

手当:中毒症状が現れたら、水などを飲ませます。同時に喉を刺激し、胃の内容物をできるだけ吐かせるようにします。速やかに病院に運んで医師の手当てを受けます。


<ボウシュウボラの中腸腺を食べてしまったら>

症状:ボウシュウボラの貝肉には、フグ毒であるテトロドトキシンが中腸腺に含まれています。食後数分で全身がしびれ、吐き気、手足のマヒ、言語障害、呼吸困難を起し死亡することもあります。

手当:中毒症状が現れたら、水などを飲ませます。同時に喉を刺激し、胃の内容物をできるだけ吐かせるようにします。速やかに病院に運んで、医師の手当てを受けます。




Copyright (C) 2001 SEA EARTH CO,LTD. All Rights Reserved.